韓国語単語比較「하다 VS 되다」

間違いやすい韓国語「하다 VS 되다」

間違いやすい韓国語を比べながら、用法や使い方を覚えていくコーナー。第5回は「하다」と「되다」について見ていきます。

하다と되다の違いと意味

2語の違いは、簡単に結論から言ってしまうと、

하다: 他動詞  
되다: 自動詞 

となります。

「하다」は他動詞として、自分の意図で行動を起こすことや、動詞が主体の意思をより強く表すこを表現します。

「되다」は自動詞として、「される」というニュアンスで、「하다」の受け身の表現となります。自分の意図と関係なく、外部から影響を受けて行動が行われるイメージです。

用例

いくつかのパターンに分けて、それぞれの用例を見ながら、使い方を見ていきます。

・요구하다 VS 요구되다
요구하다: 誰が誰に何を要求する: 피해자가 가해자에게 보상금을 요구했다.
요구되다: 何が何から要求される: 영업사원들은 적극적인 행동이 요구됐다.

・개최하다 VS 개최되다
개최하다: 올림픽은 도쿄에서 개최한다.
개최되다: 도쿄에서 올림픽이 개최된다.

・번역하다 VS 번역되다
번역하다: (한국어를) 일본어로 번역한 책이다.
번역되다: (한국어가) 일본어로 번역된 책이다.

韓国能力試験第1回37番の問題で、以下のような問題がありました。

(1)전원을 켜면 기기가 작동됩니다.
(2)전원을 켜면 기기가 작동합니다.
-> ‘한국어의 특징에 비추어 가장 적절한 표현은?’ 정답은 (2)번.
-> その理由とは、주어인 ‘기기가’ 作用を受けて動くようになる受け身の意味のため、 ‘작동되다’로, ‘기기가’ 作用を受けて動くという意味では ‘작동하다’ になります。

※解説
韓国語では一般的に、受け身の表現を使わなくてもいい場合、あえて受け身で表現することは正しくないという考えがあります。そのため、必ずしも受け身の表現とする必要が無い場合は、‘기기가 작동되다’より ‘기기가 작동하다’で表現することが適切な形となります。