韓国語能力試験(TOPIK)初心者ガイド!各級のレベルについて知っておこう
韓国語能力試験(TOPIK)は、韓国語を母国語としない人向けに、韓国政府が主催して行われている語学試験です。韓国への留学や就職、また自分の韓国語力を客観的に測りたい人におすすめです。
この記事では、初めてTOPIKを受験する人に向けて、各級のレベルや特徴について解説します。
TOPIKの基本構成
TOPIKは大きく2つのレベルに分かれています。初級者向けの「TOPIK I」と、中・上級者向けの「TOPIK II」です。
TOPIK Iは1級と2級、TOPIK IIは3級から6級までで構成されています。試験は年に数回開催され、世界各地の試験会場で受けられます。自分の韓国語力に合わせて、適切なレベルから挑戦してみましょう!
TOPIK I(初級レベル)の特徴
TOPIK Iは韓国語学習を始めたばかりの人や、基礎的な会話力がある人向けの試験です。リスニングとリーディングのセクションがあり、筆記形式で行われます。
1級レベルの目安
1級は韓国語入門者向けのレベルです。800語程度の基本的な語彙力があれば挑戦できます。簡単な自己紹介や日常生活での基本的なやりとりが理解でき、短い文章を作れる力が求められます。例えば、「私は日本人です」「これはいくらですか」といった、基本フレーズを使いこなせるレベルです。
2級レベルの目安
2級になると、約1,500~2,000語の語彙を使いこなせないといけません。日常会話だけでなく、買い物や銀行、郵便局などの公共施設での基本的なコミュニケーションがこなせるレベルです。短い手紙を書いたり、簡単な内容の電話やニュースを理解したりする力も必要になります。
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TOPIK II(中級・上級レベル)の特徴
TOPIK IIは、より高度な韓国語力を持つ人向けの試験です。リスニング、リーディングに加えて、ライティングのセクションも含まれます。大学進学や就職に必要なレベルを測るための試験といえるでしょう。
3級と4級(中級レベル)の目安
3級は身近な話題について自分の意見を述べたり、相手の意見を理解したりできるレベルです。ニュースの大まかな内容を把握したり、簡単な文章を書いたりする力が求められます。
4級になると、社会的な話題について意見を交わしたり、ある程度専門的な内容を理解したりする力が必要です。大学での授業や、職場での基本的なコミュニケーションがこなせるレベルといえるでしょう。
5級と6級(上級レベル)の目安
5級は専門分野の内容を理解し、論理的な文章を組み立てる力が求められます。ドラマやニュースをほぼ理解でき、複雑な意見交換もこなせるレベルです。
6級はネイティブに近い韓国語能力が必要です。幅広い分野の専門的な内容を深く理解し、流暢に自分の考えを表現できるレベルです。政治・経済・文化などあらゆる分野の話題に対応できるレベルといえるでしょう。
まとめ
初めてTOPIKを受験する人は、まず自分の韓国語レベルを正確に把握することが大切です。無理にハイレベルな試験に挑戦するよりも、確実に合格できるレベルから始めて徐々にステップアップしていく方法がおすすめですよ!