「冬のソナタ」で学ぶ中級韓国語「한테」「무슨 일」
この記事では、韓国ドラマの代表作と言っても過言ではない「冬のソナタ」に出てくる、韓国語の中級表現を勉強します。
原作のタイトルは「겨울연가」です。겨울は冬、연가は恋歌と訳されるので、日本語タイトルは意訳されていることが分かります。
ペ・ユンジュンとチェ・ジウのラブストーリーは、韓国はもちろん日本でも一大ブームとなりました。現在は、アマゾンプライムやU-NEXTなどで視聴できます。
このドラマには、韓国語中級表現がたくさん登場します。ぜひ、参考にしてくださいね。
한테
【意味】
~に、
【文法解説】
直前に、人物や動物などの名詞がきます。そして「~に」という意味を表します。
意味としては、「~에게」と同じように使われますが、한테は主に口語体として使用するのが特徴です。
【実際のドラマシーン】
<冬のソナタ 第2話>
チュンサンと一緒に、掃除をしている時の、ユジンのセリフ
「어렸을때 아빠가 엄마 모르게 담배 피우면서 나 한테 들키면 꼭 안아주시면서 비밀 지켜달라고 하셨고든」
->「幼い頃、お父さんが、お母さんに内緒でタバコを吸うのが私にばれた時、抱きしめながら、秘密にしてくれって言ったの。」
【使い方の解説】
한테に似た表現には、「~한테서」があります。こちらは「~から」の意味を表します。
例えば、
엄마한테서 책을 받았습니다.
と言えば、「お母さんから、本をもらいました」となります。似た表現として覚えておくと便利です。
무슨 일
【意味】
どんなこと、何事
【文法解説】
무슨は、名詞の前にきて「何の~、どういう~」という意味で使います。また일は、「用、用事」を表します。
この2つが続くことで「どんなこと、何事」となり、相手に何か事情がありそうな時「どうしたの?」と尋ねるフレーズで使われます。
【実際のドラマシーン】
<冬のソナタ 第3話>
デートの待ち合わせに現れなかったチュンサンに対しての文句(独り言)を言いながら登校している、ユジンのセリフ。
「어제 무슨일이 있었어?」
->「昨日、どうして来なかったの?」
【使い方の解説】
チュンサンが前日のデートに来なかったので、「昨日、何かあった?」と尋ねていて、それが「どうして来なかったの?」と訳されています。
ドラマで使われているように「무슨일이 있어요?」と相手の状況を尋ねる表現は、日常生活で非常によく使います。
同じように「무슨 일이에요?」や「무슨 일이야?」という表現もよく使われますので、覚えておくと便利です。
まとめ
韓国ドラマ「冬のソナタ」は、少し古いドラマではありますが、韓国語中級表現がたくさん使われています。
聞き取りは、最初は簡単ではありませんが、耳が慣れてくると、スッと分かるようになる瞬間がありますよ。
ぜひ今後も、韓国語の勉強を続けていきましょう!