韓国語単語比較「키우다 VS 기르다」
間違いやすい韓国語「키우다 VS 기르다」
間違いやすい韓国語を比べながら、用法や使い方を覚えていくコーナー。第3回は「키우다」と「기르다」について見ていきます。
意味
2語とも、「育てる、飼う」という意味を持ちます。
ただ、同じ意味に見えても、まったく同じではないために間違いやすい単語となります。
実際は「育てる・飼う」の意味として、どちらを使っても大きな差は無いのですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
今回は用例を見ながら、その違いを理解していきましょう。また、「기르다」しか使えない場合もあるため、その用法も解説します。
用例と2語の違い
키우다
・(人・動物・植物・人材などを)育てる
■~을/를 키우다 :크다の使役動詞
키우다は、「크다」の使役動詞となり、「どんどん成長させる、大きくする」のニュアンスがあります。
키우다の用例
・아이(자녀)를 키우다
子供を育てる
・개를 키우다
犬を育てる
・나무를 키우다
木を育てる
・꿈을 키우다
夢を育てる
※크다(자라다の意味としての動詞)
・키가 많이 컸구나(자랐구나).
背が大きくなったね(伸びたね)
・날씨가 건조해서 나무가 크지 못했다.
天気が乾燥していたので、木が大きくならなかった(伸びることができなかった)
기르다
기르다(~을/를 기르다 )も同じような意味ですが、以下の用例を見ながら意味を理解していきましょう。
(1)動物・植物を育てる、養う、飼う、栽培する
・새를 기르다
鳥を飼う
・화초를 기르고 있다.
草花を育てている。
(2)子供を育てる
・우리 언니는 아이를 잘 길렀다.
我のお姉さんは、子供を立派に育てた。
・아이를 기르기 위해 직장을 그만두었다.
子供を育てるため、職場を辞めた。
(3)人を教えて育てる(사람을 가르쳐 키우다)
・인재를 기르다
人材を育てる
・제자를 길러 내다
弟子を育てだす
(4)肉体や精神を鍛えてより強くさせる(作る)
この場合は「키우다」も使えますが、鍛えるという意味としては、「기르다」を使うのが一般的です。
・인내심을 기르다
忍耐を育てる
・체력을 기르다
体力を育てる
・아이들은 운동회를 통해서 단결 정신을 기르고 건강한 체력을 연마했다.
子供たちは運動会を通して、団結精神を育て、健康な体力を鍛えた。
(5)習慣などを体に覚えさせる (습관등을 몸에 익히게 하다)
・일찍 자고 일찍 일어나는 습관을 길러라.
早く寝て早く起きる習慣を育てなさい。
・공부하는 습관을 기르도록 하자.
勉強する習慣を身につけるようにしよう。
「기르다」の代わりに「키우다」が使えない場合は、次の(6)のパターンだけです。。
(6)髪やひげなど切らずに長く伸びるようにさせる(髪やひげを伸ばす)
・수염을 기르다
ひげを伸ばす
「수염을 키우다」とは使えません。
・머리를 길게 기르는 중이에요.
髪を長く伸ばしている途中です。
「머리를 키우다」とは使えません。