ガイドブックにあまり載ってない!?飲食店で頻出の韓国語「드시다」を極める!

韓国の飲食店

Kpop、韓国ドラマに親しんでいると、行きたくなるのが韓国旅行ですね。訪韓歴約30回の韓国好きの方に、旅行に役立つ韓国語を紹介してもらうコーナー。今回は前回に続き、ガイドブックにはあまり掲載されていない表現を解説してもらいます。

韓国旅行で必ず訪れる飲食店

韓国に行くたびに、韓国語をもっと話せるようになりたい…! モチベーションアップにもつながります。

そんな旅ナカで必ず行くであろう場所が飲食店ですよね。やはり美味しい韓国料理を食べずに、韓国の旅は始まりません。さらに韓国語を勉強している、ともなると、せっかくならあまり日本人の出入りしない、韓国人でいっぱいなお店に行きたい、となるではありませんか。

ただ、テキストやガイドブックなどでは、飲食店ではこのフレーズをと載っているものと、実際に沢山聞く表現はちょっとなんか違う、といったことは往々にしてあるもの。

実際よく聞くのはこれですよ!という表現があったり、意外とここが聞き取れずに戸惑ったと言ったことは、珍しくありません。今回はその中から、「들다」に「-시-」を付けて謙譲語とした「드시다」=召し上がる、という単語をピックアップし、解説していきたいと思います。

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まずは「드」の発音をマスター!

드시다」は、原型のそれより「드세요」といった形で使用されることが多いです。カタカナ表記は「トゥシダ」「トゥセヨ」となりますが、そのまま日本語読みしてしまうと「두시다」「두세요」となってしまいます。

同じ「ウ」でも、韓国語の母音「우」と「으」の区別がきちんとできないといけません。「으」は日本語「イ」の口で「ウ」と発音します。その点まず注意が必要ですよ!

「드시다」の代表的な活用形とフレーズ

まずよく知られているのは、「맛있게 드세요.」ですね。

맛있게」は「美味しく」ですので、直訳すると「美味しく召し上がって」という意味となるわけです。

「많이 드세요」=沢山食べてねという言い回しもありえますが、「맛있게 드세요.」と比べると頻度は低めです。

次に、「(店内で)お召し上がりですか?」=「드시고 가세요?」です。

これは以前も紹介したことがある表現ですが、復習として見てみましょう。

お店側が謙譲語を使用するケースが多いのは、日本と同じです。「食べて行かれますか?」ではなく、「(店内で)お召し上がりですか?」と聞かれるケースが多くなり、「먹고 가세요?」ではなく「드시고 가세요?」と言われるのです。

そこで「드시다」とその活用形を知らぬと、ええっ!?って聞き逃してしまいがちなのです。

これに対する返答の仕方も以前見ましたが、店内で食べる場合は、

「食べていきます」=먹고 갈게요.

と答えることとなります。

「드시고 갈게요.」と、釣られてオウム返ししてしまうと、客が「召し上がっていきます」と言うことになり、ちょっとおかしなことになるため、注意が必要ですね。

ちなみに「お持ち帰りですか?」は「가지고 가세요?」「포장이신가요?」となります。

これへの返答は、「포장해주세요」すなわち「包装してください」となります。포장=包装ですね。お持ち帰り用に包んでください、という表現です。

最後、私の課題でもあるフレーズが「영수증 드릴까요?」=レシートはご利用になりますか?です。

韓国は大体カード払いが主流なのですが、こちらがお願いしないとクレジットカード利用控えをいただけないことが多々あります。海外でちょっとそれでは不安なので、必ずいただくことにしてますが、そのマジックワードが「영수증」です。

韓国の方はサーっと流れるように喋られるので、前半の「영수증」を聴き逃し、後半の「드릴까요?」もあまりそう聞くことのない難関フレーズで、30回以上も渡韓しているにもかかわらず、なかなかクリーンに聞き取れず・・次回以降の課題にしたいと思っております。