韓国旅行で知っておきたい「お召し上がりですか?お持ち帰りですか」の対応
3年たってようやく落ち着いてきたコロナ禍、いよいよ海外との往来も本格化してきました。
今回は、最近コロナ後初めて韓国旅行に行ってきたという、訪韓歴約30回という韓国好きの方に、韓国旅行での反省も踏まえて、旅行で使える韓国語のちょっとしたコツを紹介してもらいます。
お召し上がりですか?お持ち帰りですか?の韓国語
K-pop、韓国ドラマに親しんでいると、行きたくなるのが韓国旅行。韓国も旅行者が増えてきています。3年ぶりのソウルは美味しく、楽しいに違いありません。同時に、韓国語をもっと話せるようになりたい..! モチベーションアップにもつながること間違いなしでしょう。
そんな旅ナカで必ず聞くフレーズが、表題の「店内お召し上がりですか?お持ち帰りですか」というフレーズ。
これがどうしても聞き取れず「え??」ってなっていると、英語で”Take away?”と聞いていただけるので、なんとかなるといえばなるが・・・
しかし毎回毎回それで切り抜けるのもなんだか悲しい。今度こそ1回で聞き取れるように、ここで勉強しておきましょう。
謙譲語での表現に注意
「お召し上がりですか?お持ち帰りですか?」は、「드시고 가세요? 가지고 가세요?」です。
お店側が謙譲語を使用するケースが多いのは、日本と同じで、「食べて行かれますか?」ではなく「(店内で)お召し上がりですか?」と聞かれる場合が多いです。
すなわち、「먹고 가세요?」ではなく、「드시고 가세요?」と言われるので、ええっ!?って聞き逃してしまいがちなのですよね・・
聞かれたこちらは、店内で食べる場合、
「食べていきます」=먹고 갈게요.
と答えることとなります。
「드시고 갈게요.」と、釣られてオウム返ししてしまいますと、客が「召し上がっていきます」と言ってしまっていることになり、ちょっとおかしなことになってしまいますので、注意が必要ですね。
テイクアウトの場合は、
가지고 갈게요.
これは「オウム返し」で大丈夫です。もう1つ、
포장해주세요
という表現もあります。
포장=包装 という漢字を韓国語読みしたそのままの単語で、「포장해주세요」というのは、「包装してください」という意味になり、お持ち帰り用に包んでください、という表現ですね。
カフェでの表現にも注意を
ちなみに、こちらは韓国カフェあるあるなのですが、
「ホットになさいますか?」=「뜨거운 걸로 하시겠어요?」
「アイスになさいますか?」=「차가운 걸로 하시겠어요?」
日本のカフェで言われるような「ホット」「アイス」という表現は滅多に聞かず、「ホット」=뜨거운 걸、「アイス」=차가운 걸なのです。
最近は、え?と聞き返して、外国人とわかると、「ホット」「アイス」と言い直してもらえる傾向が多いですし、「ホット」「アイス」と言っても通じるのですが・・
韓国語を勉強する身としてはなんかそれも悔しいものですからね。
さらっと聞き取って、
「ホット(アイス)でください。」= 뜨거운(차가운) 걸로 주세요.
と、返したいなと思う、今日この頃なのです。