韓国旅行ですぐ使える発音テクニック 「アイウエオ」読みじゃ通じない!?
Kpop、韓国ドラマに親しんでいると、いつかは行きたくなるのが韓国旅行。せっかくならと、ちょっとしたフレーズを勉強して臨むも、いざ話してみると、あれれ、意外に通じない?!ということも珍しくはありません。
今回からは数回に分けて、渡韓歴25回を数える韓国好きの方に、「旅行で困らない韓国語」をテーマとして韓国語のちょっとしたコツを紹介してもらいます。
第1回は、韓国旅行初心者のころの実体験を元に、とある部分の発音を気をつけることで通じやすくなった、という話です。
タクシーで通じなかった地名
タクシーの運転手さんに「プンジョン」ホテルに行ってほしいと伝えるも、理解してもらえない!
実は日本語の母音は「アイウエオ」の5つ。それに対し、韓国語は9つ。中でも「オ」「ウ」の発音が2通りずつ、使い分けられています。
その事実を知らなかった当時の私、プンジョンホテルの「ジョン」の発音、母音の「オ」の音がうまく出せていなかったため、起こったトラブルなのでした。
「オ」の2つの発音を気をつける
韓国を旅するにあたり、タクシーで目的地を正確に発音できるだけでもじゅうぶん行動範囲は広がるものです。コツは「母音」特に先述の「オ」と「ウ」を正しく発音すること。これだけでも、現地の方とのやりとりが大変スムーズになります。
決して難しくないので、旅行前にぜひ練習いただけたらと思います。特に今回解説いたします「オ」の発音が2つ区別できるだけでも、違います。
というのも、韓国語は、日本語のアイウエオで言うところの「オ」の他、ヤ行の「ヨ」も母音として扱われますので、「オ」の2つの発音を区別できると「ヨ」の2つも区別できるようになり、9個の母音のうち4つを一気にマスターできることになってしまうんです!
韓国語の「オ」の発音は「오」「어」の2つ。
そのうち「오」は日本語の「オ」とほぼ同じになります。問題は「어」の発音。これ、英語にはありますが、日本語にはない発音になりますので、日頃英語に親しんでる場合は容易ですが、英語が得意でない方は、練習が必要になります。
「어」の発音
「어」はその字体が示す通り、口を縦に開いて「オ」と言わねばなりません。
どちらかというと、日本語で言うところの「ア」の発音に近い。「ア」の口で「オ」と言うのです。どうしても無理だったらいっそ「ア」と発音してしまう方が、日本語の「オ」より通じるくらいなものです。
英語ができる方、8月を意味するAugustの「オ」のイメージです。英語でもこれ、日本語読みの「オーガスト」より「アーガスト」と発音した方が通じやすいですよね。その感じです。
「어」が出来れば「여」は容易なはずです。
先出の「プンジョン」ホテルの「ョ」部分はこの「여」であり、私はここを日本語読みの「요」で発音してしまったため、通じなかった、と言うわけなのでした。
以上、韓国旅行で意外と役に立つ! 2つの「オ」の発音、お届けいたしました。現地でぜひ、トライしてみてくださいね!!