ドラマで覚える「中級韓国語」【私の名前はキム・サムスン編】
今回は、韓国で大ヒットを記録した人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」に出てくる韓国語中級表現を解説します。
原作のタイトルは「내 이름은 김삼순」で、直訳がそのまま「私の名前はキム・サムスン」です。
このドラマは、クリスマスに彼氏に浮気をされた独身パティシエ、キム・サムスンがひょんなことから、傲慢な御曹司と契約恋愛をして行く・・という物語です。
「サムスン」という名前は、少し古臭さを感じる名前ですが、そのサムスンが恋に仕事に奮闘する姿に、観ていて元気をもらえます。このドラマの中にも、韓国語中級表現が多数出てきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
말 안하다
【意味】
言わない、話さない
【文法解説】
「言う、話す」という意味の、말하다の否定形です。
말하다を否定形にする場合、안を先につけて「안 말하다」にしたり、「말하지않다」にしたり、も可能ですが、特に話し言葉の場合は「말 안하다」がよく使われます。
【実際のドラマシーン】
<私の名前はキム・サムスン 第1話>
クリスマスイブ、恋人の浮気現場に突撃したサムスン。その後、話し合いをし、サムスンが「1ヶ月前から浮気を疑っていた」と知ったあとの、恋人ヒョヌのセリフ。
「그런데 왜 말 안했니?」
->「じゃあ何で黙っていたんだ?」
【使い方の解説】
直訳は「言わない」ですが、「黙っている」「言葉を発しない」という意味でも使われます。このセリフのように、前に「왜(なぜ)」をつけることも多いです。
아무때나
【意味】
いつでも、どんな時でも
【文法解説】
「아무 ~나」は、「どんな~も」という意味で使います。今回は、「時」を表す「때」が入り、「どんな時でも」「いつでも」という意味になります。
【実際のドラマシーン】
<私の名前はキム・サムスン 第16話>
ジノンの姪っ子ミジュに「今度はいつお菓子を作る?」と聞かれたあとの、サムスンのセリフです。
「과지는 아무때나 만드면 되지」
->「お菓子は、いつでも作れるわよ。」
【使い方の解説】
「아무~나」は、~の箇所に「것(こと)」を入れると「아무것이나」となり、「何でも」という意味になります。これを短くした「아무거나」は、日常会話でよく使われる表現です。例えば「何か食べたいものある?」と聞かれた時に「何でも(良いよ)」と答える時に使えます。
まとめ
韓国ドラマの大ヒット作「私の名前はキムサムスン」は、少し古いドラマですが、内容はもちろん面白いですし、中級表現もたくさん出てくるのでおすすめの作品です。
聞き取れない部分は、繰り返して何度も聞いてみると、耳がどんどん慣れてくると思います。これからも、韓国語の勉強を楽しんでいきましょう!