韓国語の相槌「そうなんですね」の使い方は?

韓国語の勉強

韓国語で自然な会話がしたいけど、相槌(あいづち)のレパートリーがなかなか増えない…

このような悩みを抱えている韓国語学習者の人も多いかと思います。

今回は日本語でもよく使う相槌の一つ、「そうなんですね」について、例文を踏まえて説明します。

그렇군요

~군요=~なんですね

自分が知らなかったことを聞いた場合に使える「그렇군요」。

「そうなんですね」以外にも、「なるほど」「本当に?」と言いたい場合でも使えます。

가:연휴에는 가족들과 여행을 갔었거든요. – 連休は家族と旅行に行ったんですよ。
나:그렇군요.즐거웠어요? – そうなんですね!楽しかったですか?

가:어렸을 때부터 피아노를 배우고 있어요. – 幼いころからピアノを習っているんです。
나:그렇군요! 그러니까 음악을 잘 아는구나! – なるほど!だから音楽に詳しいのですね!

そうだと思っていたけど、確信していなかった、というニュアンスが含まれています。

그렇구나

~구나=~なんだ、~なのね、~だね

그렇구나は、先ほど紹介した그렇군요のタメ口です。

「なるほど」「そうなんだ」「そうか」と言いたい場合に使えます。

가:지난주에 처음으로 도쿄에 갔어. – 先週初めて東京に行ったよ。
나:그렇구나! 뜻밖이네요! – そうなんだ!意外だね。

가:케이팝을 좋아해서 한국어를 공부한지 3년이 됐어. – KPOPが好きで韓国語を勉強して3年になるよ。
나:그렇구나,,, 그래서 한국어를 잘하는구나. – なるほど…だから韓国語が得意なんだね。

그렇구나の過去形の그랬구나は「そうだったんだ」と言いたい場合に使えます。

가:쟤 이사 간 것 같아. – あの子、引越ししたみたいだよ。
나:그랬구나. 그래서 요즘 안 보는 거야? – そうだったんだ。だから最近見ないのか。

그랬었군요は그랬구나の丁寧語で「そうだったんですね」になります。

가:저 형 고향에 돌아온 것 같아. – あの先輩、地元に帰ってきたみたいよ。
나:그랬었군요. 이혼하셨을까요? – そうだったんですね。離婚したのかな?

그렇네요(그러네요)

~네요=~ですね

相手の言動に共感したときや納得した場合に使える「そうですね」は、그렇네요(그러네요)になります。

가:그 가수 요즘 안보게 되었네… – あの歌手最近見なくなったね…
나:듣고보니 그렇네요. – 言われてみればそうですね。

タメ口で使う場合は그렇네(그러네)になります。

가:옛날에 자주 여기서 놀았지. – 昔よくここで遊んだよね。
나:하긴 그러네.잘 기억하고 있네. – たしかにそうね。よく覚えてるね。

그러게요

私もそう思ってました!という同意・共感の「そうですよね」は、그러게요を使います。

日本語で言う「それな!」に近い表現です。

가:그 가수 요즘 안보게 되었네… – あの歌手最近見なくなったね…
나:그러게요. 그렇게 생각했어요. – そうですよね、私も思ってました。

相手に言われる前に、私も見なくなったと思っていたという共感の意味で使えます。

一つ前に紹介した그렇네요は、相手に話題を振られるまではなんとも思ってなかったけど…というニュアンスを含みます。

韓国語の相槌「そうなんですね」まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は韓国語の相槌「そうなんですね」を詳しく紹介しました。

ニュアンスの違いはありますが、韓国人でも細かく使い分けているわけではないため、どれを使っても間違いではありません。

ただ、どういった違いがあるのかを知っていると、話者の意図がより理解できるようになります。

ドラマなどで実際に使われている場面に注意して見てみると、新たな発見があるかも知れませんね!