韓国のお店での店員の呼び方、「すみません」は何という?

韓国の料理店

「すみませーん!ご飯のおかわりください!」こんな声、お店でよく耳にしませんか?

日本では、忙しい店員さんを呼び止めるときには「すみません」と声をかけますが、韓国では声のかけ方がちょっと違います。「はじめて韓国旅行に来たけど、なんて言えば注文を取りに来てもらえるのかな・・・」と、少し困ってしまうシーンに、ぜひ使ってみてください。

저기요(チョギヨ)・여기요(ヨギヨ)

忙しそうにしている店員さんとなかなか目が合わないときは、さっと手を上げて「저기요!(チョギヨ!)」と呼んでみましょう。

「저기요」は「あそこです」という意味です。「저기(チョギ)=あそこ」「여기(ヨギ)=ここ」「거기(コギ)=そこ」で、場所を指し示す言葉ですが、お店では店員さんに声を掛けるときの言葉になります。きっと店員さんがにこやかに来て対応してくれますよ。

ちなみに、「どこ」は「어디(オディ)」で、「どこですか?」とたずねるときは「어디예요?(オディエヨ)」と聞きます。お店でトイレに行きたいときは「화장실은 어디예요?(ファジャンシルン オディエヨ)」です。

店員さんを呼ぶときには「여기요」もよく使われますが「저기요」の方がやわらかい印象です。

사장님(サジャンニム)

사장님は、直訳すると「社長様」です。韓国では会社の社長に限らず、食堂の店主も、市場の屋台の店主も「社長」と呼びます。

もちろん、店主にしか使えない言葉ではありません。ちょっと近くにいる店員さんを呼びたいときにも「사장님!」と声をかければ、振り返ってくれます。

韓国の食堂や市場の屋台では、店の主人が女性の場合が多く、ひと昔前までは「アジュンマー!」と呼ぶ人もいました。「아줌마(アジュンマ)=おばさん」なので、今ではさすがに「おばさーん!」とは呼ばなくなってきているようです。

ついでながら、日本だと「社長様」は丁寧すぎる印象を受けるかもしれませんが、韓国では「사장님=社長様」「선생님(ソンセンニム)=先生様」と、目上の相手には「様」を付けて敬う言い方をしています。

忙しい店員を呼ぶ表現

また特にお店が忙しい時間帯は、レジに店員さんがいないこともよくあります。そんな時は、「계산해 주세요(チョギヨ、ケサネジュセヨ)」と、声をかけてみてください。「주세요=計算してください」となるので、「お会計お願いします」の意味です。本当によく使う言葉なので、ぜひ覚えてみてください。

韓国の食堂の店員さんは、お昼時にはいつも大わらわで、呼ぶのもためらってしまうほどですが、次の韓国旅行からは「チョギヨ」「サジャンニム」と気軽に声をかけてみてくださいね!