韓国語の語彙力はK-popで増やす!? 3 TWICEナヨンの”POP”で学ぶ韓国語単語
韓国語を勉強するにあたり、鍵を握るのが「語彙力」。渡韓歴25回を数える韓国好きの方に、K-popを使った「語彙力」の増やし方について解説していただくコーナー。今回で3回目となります。
語彙力を増やす近道にK-popを
英語、韓国語と、2つの外国語を勉強した経験から、その大切を痛感しているのが、知っている単語量の多さです。知っている単語が増えれば、話の中から拾える言葉が増えますし、いざ!というときは、単語をとにかく羅列すれば、通じるものは通じます。
しかしそれにしても、年齢とともに衰える記憶力…
年々、単語を覚えることに対し、苦手意識が強まっております(泣)
ここは、好きなKPOPソングの歌詞で使用されている単語を拾って覚えるのが、近道です。
これまでPsyさんの”That That”、TWICEさんの”Talk that talk”と、取り上げてきましたが、今回はTWICEナヨンさんのソロ曲”POP”です。
POPで学ぶ韓国語語彙
まず学んでおきたいのが、最近韓国語で多用されている「터지다」。
「つまっていたものがドッと出る」というイメージの単語で、調べると、発生する、勃発する、裂ける、割れる、破れる、爆発する、破裂する、吹き出るなど、いろいろな場面で使用される単語です。
歌詞の中では、
네 부푼 맘이 터질 듯해
あなたの膨らんだ心が爆発しそう
터지길 원해
弾けてほしい
버블같이 터져 버릴지 몰라
シャボン玉みたいに弾けるかもしれない
と、3カ所で登場。シャボン玉など、物がポンと割れるニュアンスはもちろんのこと、「心が」「気持ちが」一気に出てくる状況で使われているのも、ポイントです。
又、사건이 터졌다=事件が起きたというように、「発生する」「勃発する」という意味合いでの使用頻度も高いそうです。
さらに、○○지다で構成されている単語(自動詞)は、○○트리다(뜨리다)に置き変えて、他動詞(~る/~せる/~す…など)に変換させる事ができます。
すなわち터지다(弾ける)->터뜨리다(弾く)
터뜨리고 싶은 너
弾きたいあなた
내가 터뜨려 줄 테니
私が弾くから
”POP”というタイトルの曲なだけあって、「弾ける」「弾く」ともにこんなにも使用頻度が高いわけですね。この歌を楽しむついでに、覚えてしまいたい単語の1つに間違いないでしょう。
K-popを使って語彙力をどんどん増やそう!
このように違う歌の歌詞で、同じ単語を繰り返し聞いたりすると、覚えやすいですね。文中で使われている形で覚えることで、前後の文脈などとともに把握できますから、単語そのものだけを覚えるより、頭に入ってきやすくもあります。
K-pop歌詞からのお手軽な、単語のお勉強、しばらくはこのような形で学ぶことがが続きそうです。