韓国の干支について知ろう!日本との違いも解説
干支(띠、ティ)は、韓国でも古くから使われている十二支を指し、動物を象徴として年を表すものです。
韓国の干支は、中国や日本と基本的に同じで、以下の12種類の動物で構成されています。
1. 쥐띠(ねずみ年)
2. 소띠(うし年)
3. 호랑이띠(とら年)
4. 토끼띠(うさぎ年)
5. 용띠(たつ年)
6. 뱀띠(へび年)
7. 말띠(うま年)
8. 양띠(ひつじ年)
9. 원숭이띠(さる年)
10. 닭띠(とり年)
11. 개띠(いぬ年)
12. 돼지띠(いのしし年)
韓国の干支文化の特徴
韓国では、干支はただの年の象徴ではなく、個人の性格や運勢を占うためにも使われます。
たとえば、「쥐띠の人は知恵があり、賢い」といったように、各干支に関連付けられた性格や特徴があります。
これらは韓国の伝統的な占い文化の一部として、今でも日常会話の中で使われることがあります。
来年2025年の干支であるへび年の人は、「지혜롭고 신중한 성격」(知恵があり慎重な性格)とされ、他人に頼らず自力で道を切り開く「독립적인 인물」(独立的な人物))であると考えられます。
また、日本では「いのしし年」が韓国では「돼지띠(豚年)」となっている点が大きな違いです。
韓国では、豚は富や繁栄の象徴とされ、特に縁起が良い動物として親しまれています。
干支と旧正月(설날)
韓国では、干支は旧正月(설날、ソルラル)の時期に特に注目されます。旧正月は、韓国の伝統的な正月で、家族が集まり先祖供養を行う重要な祝日です。
この時期に、自分の干支を確認したり、家族間で「今年の干支」に関連する話題がよく交わされます。
설날には、「세배(新年の挨拶)」をする際に「今年は〇〇띠(干支)だから、こんな1年になるといいね」といった会話が交わされることもあります。
特にお年寄りは、子供や孫にその年の干支に基づいたアドバイスをすることがよくあります。
干支を使った韓国語表現
干支は日常会話や占いだけでなく、韓国語の表現としても活用されています。たとえば、以下のようなフレーズがあります。
・띠동갑(ティドンガプ):
同じ干支の人を指す表現。「同い年」という意味で使われます。
・돼지꿈(テジクム):
豚が出てくる夢。干支とは直接関係ありませんが、夢の中で豚を見ると金運が良くなるとされています。
こういった表現を覚えることで、韓国の干支文化への理解が深まるだけでなく、実際の会話でも役立ちます。
干支を韓国語で話そう
自分の干支を韓国語で言えると、会話が盛り上がること間違いなしです。たとえば、「私はうさぎ年です」は韓国語でこう言います。
저는 토끼띠예요.(チョヌン トッキッティエヨ)
また、相手の干支を尋ねたい場合は、以下のように聞きます。
무슨 띠세요?(ムスン ティセヨ?)
「何年(干支)ですか?」という意味です。
まとめ
韓国の干支文化は、日本と共通する点が多いものの、いくつかの違いや独自の特徴があります。
特に、干支が占いや性格判断に使われることや、「돼지띠」が縁起の良い干支として認識されている点が興味深いです。
この記事を参考に、韓国語で干支の話題を楽しんでみてください!また、설날の時期には、友達と干支に関する会話をしてみるのもおすすめですよ!