「今日も言い訳しながら生きてます」で学ぶ中級韓国語
本記事では、韓国発のエッセイ「今日も言い訳しながら生きてます」に出てくる、韓国語中級表現を解説します。
この本は、大ヒットを記録した「あやうく一生懸命生きるところだった」の著者、ハ・ワンの続編エッセイです。
原作のタイトルは「저는 측면이 좀 더 낫습니다만」です。直訳すると「私は横顔のほうがもう少しマシなんですが」となります。これを意訳したのが日本語タイトルで、全く異なる表現となっています。
このエッセイの中には、分かりやすく、よく使われる韓国語中級表現がたくさん出てきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
욕 (을)먹다
【意味】
悪口を言われる、悪評を聞く
【文法解説】
「욕」は、悪口という意味です。「먹다」は本来は食べる、という意味ですが、욕のあとに使うことで「悪口を言われる」という意味になります。
【実際の文章】
「욕도좀먹었다」
->「苦言もまあまあいただいた」
【使い方の解説】
実際の文章では、「욕」と「먹다」の間に「좀」が使われています。
「좀」は、「조금」の縮約形で「ちょっと、少し」という意味です。日本語でも「それはちょっと・・」などと言葉を濁す時に「ちょっと」を使うことがありますが、韓国語も同様です。
「좀」を入れることで、ニュアンスを柔らかくすることができ、より自然な表現になります。
また「욕」は、悪口と訳されますが、日本語でイメージする悪口よりも、もっと「悪い言葉」というニュアンスで使われるので、注意が必要です。
~때문이다
【意味】
~だからだ、~のせいだ
【文法解説】
名詞+때문이다が基本です。
直前の単語が動詞や形容詞の場合は、「~기」と、名詞形にしてから使います。
【実際の文章】
「외모,학력,집안,직업,경제력등을종합해회원 들에게등급을매겼기때문이다」
->「ルックス、学歴、家柄、職業、経済力などを総合して、ランク付けしていたからだ。」
【使い方の解説】
「~때문이다」は、日常的によく使う表現の一つです。「너 때문이다!(=お前のせいだ!)」というセリフを聞いたことがある人も多いかもしれません。
理由を説明する時に使い、「~のせいだ」のように、ネガティブな意味で使われることが多いです。
まとめ
このエッセイの中には、韓国語中級の学習に役立つ表現がたくさん出てきます。どんどん物語が進むドラマと違い、本は、自分のペースで読み進められるのがメリットです。
「今日も言い訳しながら生きてます」を読んでいると、疲れていた心がふと軽くなるような感じがして、気持ちが軽くなりますよ。
今後もぜひ韓国語の勉強を楽しんでいきましょう。