ボリュームたっぷりの韓国料理、持ち帰りたいときには何ていう?

韓国料理店

韓国旅行の楽しみのひとつが、食事ですね。今度は何を食べようかと、わくわくしている人も多いのではないでしょうか?

今回は、韓国の食堂で使えるフレーズを紹介します。韓国の食事文化もあわせて紹介するので、興味がある人はぜひ最後までご覧ください。

専門店ばかり・・・?韓国の食堂事情

 日本と韓国の食堂で大きく違うところのひとつが、日本の店が「あれもこれも注文できるファミレススタイル」であるのに対して、韓国では「この店ではこれ!の専門店スタイル」というところです。

 日本の食堂では、魚の煮付け、豚の生姜焼き、唐揚げ、カレー・・・と幅広くメニューを出している店をよく見かけます。

 これに対して韓国では、冷麺(냉면/ネンミョン)を食べたいときは冷麺の店へ、豚足の煮込み(족발/チョッパル)を食べたければチョッパルの店へ、アンコウの蒸し煮(아귀찜/アグチム)ならアグチムの店へと、店ごとにメニューが分かれています。

 さらに「奨忠洞チョッパル通り」や「五荘洞咸興冷麺通り」など、ひとつの通りに同じ専門店が軒を並べているのも特徴です。

 余談ながら、日本に旅行に来る韓国人には居酒屋(이자카야/イジャカヤ)が人気だそうです。「ひとつの店であれもこれも食べられる」ところが人気というのも面白いですよね。

韓国の食堂はボリュームたっぷり

 はじめて韓国の食堂に入ったときは、まずそのボリュームに圧倒されるのではないでしょうか。多くの店ではメニューに大・小の2種類があり、小は2~3人前、大は4~5人前くらいです。とはいえ「小でこんなに・・・?」とひるむことも少なくありません。

 そんなときは店員さんに「포장해주세요(ポジャンヘジュセヨ)」や「싸주세요(サジュセヨ)」と声をかけてみてください。

 포장は漢字で書くと「包装」。日本語の「包んでください」と同じ意味で、テイクアウトのときに使います。韓国の多くの店では持ち帰り用の容器があり、食べきれない分を持ち帰ることができます(一部不可もあります)。

 もちろん、店で食べずにそのままテイクアウトすることもできます。「드시고 가세요?(トゥシゴカセヨ?)」(召し上がって行かれますか?)と聞かれたら、「포장해주세요」と答えましょう。

 ところで、韓国には一人前のメニューがない店も多く見かけます。韓国人には「食事はみんなでとるもの」という感覚があり、昼食でも夕食でも友人・同僚・カップル・家族と集まって食べることが多いようです。

 最近は一人で食事が楽しめる店も増えていますが「一人だと入りづらいな」というときも、ポジャンすれば部屋でゆっくり食べることもできますね。

「ポジャン」で心おきなく韓国料理を味わいましょう!

 昔からボリュームで有名な韓国料理ですが、もし食べきれなくてもポジャンができるのは安心ですよね。フードロスを減らすこともできそうです。

 次の韓国旅行では「ポジャンヘジュセヨ」を使って、これまで以上に楽しんでくださいね!