韓国旅行で知っておきたい! 焼肉の種類・部位にまつわる韓国語
K-pop、韓国ドラマに親しんでいると、行きたくなるのが韓国旅行。コロナ禍から回復し、韓国への旅行者が増えてきています。
今回は前回に続いて、ソウルの食事状、中でも「焼肉」に関して、お届けいたします。
前回の記事は: 韓国旅行で知っておきたい「焼肉屋」にまつわる韓国語
韓国の焼肉は「動物別」「部位別」!?
韓国語の焼肉店の店名や、メニューは「どの動物の」「どの部位を」「どう調理するか」で成り立ってることが非常に多いです。
韓国で焼肉を楽しむ上で、まずチェックしたいのは、そのお店で主に扱っているのは「なんの動物の?」お肉なのかということです。
最も番メジャーなのはこの3動物でないでしょうか。
・牛=소(ソ)
・豚=돼지(テジ)
・鶏=닭(タッ)
この3動物に、肉=고기(コギ)という単語を加えると、
・牛肉=소고기(ソコギ)
・豚肉=돼지고기(テジコギ)
・鶏肉=닭고기(タッコギ)
となるわけです。
「牛」の焼肉
牛の場合、牛肉という単語より갈비(カルビ)の方が、よく聞かれますね。
차돌박이(チャドルバギ)も人気です。牛あばらの霜降り肉である「ともばら肉」のことで、普通はスライスされて出されるお肉です。脂身のところが、焼くとジューシーになって、美味しいです。
牛でもう1つ、おすすめは、これはもつ焼きの部類に入りますが、「대창(テッチャン)」ですね。これは「大腸」そっくりそのまま韓国語読みした単語になります。脂が乗ってるのをカリッカリに焼くの、最高です。
「豚肉」「鶏肉」の焼肉
豚肉=돼지고기(テジコギ)はまあまあよく聞く単語な印象があります。豚の場合、圧倒的に多いいのが돼지갈비(デジカルビ)、삼겹살(サムギョプサル)=3枚肉でしょうか。豚でしたら「목살(モクサル)」も人気です。「 목(モク) 」は首、「살(サル)」は肉という意味で、 日本語では「肩ロース」に当たります。
鶏肉の場合닭갈비(タッカルビ)、あと焼肉ではないですが닭한마리(タッカンマリ)という利用の方が多いかもしれません。ちなみに「한마리(ハンマリ)」は한+마리(=羽)で「1羽」という意味なので、닭한마리(タッカンマリ)=鶏1羽という意味です。
韓国の焼肉店での注文方法
日本のように、牛も豚も、カルビも豚トロも、みたいなお店は皆無で、サムギョプサルだったらサムギョプサル「だけ」で勝負してるお店がほとんどです。
ですので、お店選びの際に「どの動物の」「どの部位を」「どう調理する」ことを売りにしているお店なのか、リサーチが必要です。
そして、そのお店を選ぶ地点で、ほぼ注文するメニューは決まっているので、注文の際は「◯人分」「ください」と言うことさえできれば良いです。
ちなみに「ください」を韓国語でとなると、まずは「주세요(ジュセヨ)」がでてくると思うのですが、ちょっと丁寧な「주실래요(ジュシレヨ)」が使用できるとスマートだと思います。
「◯人分」は韓国語で「인분(インブン)」と、日本語とほぼ一緒です。◯には「일、이、삼、사、…(イㇽイサㇺサ…)」の数え方で数字を入れればOKですので、「テジカルビ3人前ください」は「돼지갈비 삼 인분 주세요/주실래요.」でOKです。
これ=이거さえ覚えていれば、メニューの写真などを指差して「이거 이인분 주세요/주실래요.」でもいけますね!
最後に、韓国で焼肉を食べたけど、期待外れだったという感想もたまに聞きます。その原因は、日本の焼肉と韓国の焼肉がまったく異なるものだと言うこと、への理解不足かと思います。リサーチの際も、このことを頭に入れて行わないといけません。その上で、ここぞ!と言うお店が見つかると良いですね!